
軽いいぼ痔では、内服薬や座薬を用いて治すことが可能ですが、ある程度症状が進行してしまった場合には、やはり専門医で診察してもらうことをお薦めします。
いぼ痔には、内痔核・内外痔核やその他数種類にわけられますが、もっともなりやすい痔として内痔核があげられます。
しかし、どの症状の痔でも治療する薬としては、各々それほど変わりはありません。
小さないぼ痔(痔核)で、症状がそれほどひどくなければ座薬だけで十分効果が期待できます。
痛みなど症状が強い場合には、内服薬と座薬の併用もあります。
座薬にはチューブ入りの軟膏と固形のものとがあり、症状や好みによって選ぶことができます。
慣れない人には、軟膏の方が使いやすいかもしれません。
また、お風呂上りの方が血液循環がよくなるので、お風呂上り後に活用する方が効果は期待できます。
ただ、痔の症状を改善させる薬は、市販で売られているものと病院で出す処方されたものがあります。
使いやすくて軽い症状なら市販のものでも十分期待できますが、1~2週間使っても効果が期待できないなら、病院で診察し処方薬をお願いする方が良いでしょう。
病院で処方されたものは、痔の程度や症状に合わせてピンポイントに効果を発揮しますので、治りの速さも期待できます。

とはいえ、内服薬や座薬だけではどうしても、治療しきれない状態もおこります。
いぼ痔を含む痔は、その進行状況に応じて4段階にわけられており、3段階目のⅢ度になると手術の必要性がでてきます。
ちなみにいぼ痔でいうⅢ度とは、外部へ飛び出てきたいぼ痔が、指で押しこまないと元に戻らなくなる状態を指しています。
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