切れ痔の原因は、コトコチ便?
便の出口であるお尻は、便の状態に大きな影響を受け、痔(切れ痔やいぼ痔)になる原因ともいえる場所でもあります。
口から入った食べもののカスや水分、腸のなかにすんでいる細菌の死骸、それに脂肪などがまとまって出てくるもの、これが便の正体です。
胃や十二指腸で消化された食べものは、ドロドロの状態で小腸に流れ込み、栄養分が吸収されます。
大腸に到達した段階ではまだ90パーセントが水分の状態です。
いわば「うんちのもと」といったところです。
大腸の筋肉は、みみずが這うときのように、むにゅむにゅと収縮をくり返しながら、この「うんちのもと」を先へ先へと絞り出すように送っていきます。
この間に、「うんちのもと」から水分が吸収されたり、腸内細菌の死骸、それに古くなってはがれ落ちた腸の粘膜なども加わって、私たちが目にする「うんち」が形成されていくのです。
いいうんちには、水分が70~85パーセント程含まれています。
ちょうど練り歯磨き剤のようなやわらかな状態です。
さほどいきまなくても、にゅるっと出てきますから、お尻、肛門のまわりにはとくに負担がかかりません。
ところが、便秘、つまり便通が滞った状態では、長い間、腸内に便がとどまっていることになりますから、
その間に水分だけがどんどん吸収され、便はコチコチに硬くなっていきます。
これにより、排便時において肛門内の粘膜を硬い便が傷つけていくいくため、炎症を起こす原因になってしまうのです。
そして、炎症から傷口がひろがり、ついには痔(ほとんどが切れ痔)という最悪の症状に陥ってしまいます。
つまり、切れ痔の多くは、便秘が直接の原因になっているとさえいえます。
PR
いぼ痔とは
いぼ痔は別名:痔核と呼ばれています。いぼ痔になる原因は、お知り周りへの血の循環が良くないために、血液が滞りそれにより、血管の一部がこぶ状になったものです。いぼ痔には2種類あり、内痔核と外痔核に分けられます。痔のなかでは内痔核が、もっともなりやすいとされてます。