メスを使わず痛みが無い治療
いぼ痔の手術では、痛みが少ないことに越したことはありません。
最近、多くの肛門科の病院では、手術中の出血が少なくて、術後の痛みも抑えられるハーモニック・スカルペル(超音波式メス)という術式を取り入れるようになってきています。
このハーモニック・スカルペルは、レーザーメスのような切開部分の周囲組織を熱で損傷させることはありません。
超音波震動により切開と止血が同時に行える装置です。
この装置は高温にならないので、安全であり信頼性も高いとのことです。
それは、切ろうとする部分をこの装置の先端ではさみ、その状態から切開と止血を同時に低温で行うからです。
つまり、はさんで切って血を止めるといった、一連の作業を同時に行うことができるからです。
また、ペースメーカーを装着した人のように、電気メスが使用できなくても安全に使うことができます。
いぼ痔の程度にもよりますが、手術時間は10分~20分程度で、入院期間は1~2週間ほどです。
場合によっては、日帰りや数日間の入院で済むのもあるそうです。
このように超音波式メスの特徴はいろいろありますが、やはり何といっても痛いみを抑えられることが最大のポイントではないでしょうか。
ただ、超音波式メスは、出血や狭窄などの合併症を引き起こす可能性も多少秘めていることから、この装置で手術をされる前には、専門の施設で相談されることをお勧めします。
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いぼ痔とは
いぼ痔は別名:痔核と呼ばれています。いぼ痔になる原因は、お知り周りへの血の循環が良くないために、血液が滞りそれにより、血管の一部がこぶ状になったものです。いぼ痔には2種類あり、内痔核と外痔核に分けられます。痔のなかでは内痔核が、もっともなりやすいとされてます。